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July 23, 2005

津田清子さんを囲む

津田清子さんを囲んでの「短詩形文学を語る会」に参加するため、奈良に向かう。
伊丹空港に着いたのが12時ちょうどで、開始時刻の13時半ちょうどに近鉄奈良駅に到着した。
タクシーで会場に向かったが20分程度の遅刻となった。
新薬師寺のとなりにある、ろくさろんというライブなどが出来そうなお店で、
一階が満席だったため、二階から見下ろすかたちで聴講した。

途中から聴いた第一部の内容は、旅の句を中心にすすめられ、
橋本多佳子、山口誓子という二人の師と、友人のように親しく交流した日々のことが語られた。
近江八幡の鴨撃ちを見に行ったが実際には鴨がおらず、鷺を鴨に代えて句にしたこと、
多佳子が鉄砲玉のように思い立ったら旅に出てしまう人であったこと、
伊勢で療養中の誓子が近所のおじさんのように親しみやすかったことなどが話題にのぼる。

つねに明確で力強い語調に、ユーモアと詩的な表現が混じりあってゆく。
対話者の話を聴くときには厳しい表情を崩さず、あいまいさや説明不足があれば、即座にはねつける。
この雰囲気は、明治生まれで長く小学校教師をしていた祖母に似ているなどと思っていたら、
経歴に奈良女子師範学校卒とあった。
つまり、津田さんは私の祖母の後輩ということになるのである。

後半は岡村君が質問者となり、句集『無方』と砂漠の旅のことを中心に話がすすめられていった。
砂漠にあった、枯れ木のようでありながら命をたもっている「死ねない木」のこと、
「砂漠にいても谷底にいても自分のことを句にしている」
「鳥取砂丘は季語で縛れるけれど、砂漠は季語ではしばれない」
「季語のないところで季語は使えない」
といった言葉が印象に残っている。

終盤、会場からの質問コーナーとなり、私も堀本さんから指名をうけてマイクを握った。
「作品にご自分を登場させる際、われ、と一人称で書かれているときと、
清子、あるいは津田清子という固有名を用いられているときがあるが、
作者としての意識にどのような違いがあるか?」
具体例を挙げてもらわないとわからない、といわれたため、
前者の例として「狡休みせし吾をげんげ田に赦す」
後者の例として「灼けし溶岩さまよふ原始人清子」
をあげると、津田さんは即座に「何も違いはありません。同じです。」とおっしゃった。

もちろん読者にとってその二つは全く異なるものであり、
揚げた二例それぞれに語の選択された必然性があるはずで、
そこのところをもう少したずねてみたい気もしたが、
ともあれ「同じである」と潔く言い切られた態度にはおおいに納得がいった。

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July 20, 2005

20日(水)決意

今週土曜日に奈良で催される「短詩形文学を語る会」に参加することを決意。
当日は津田清子さんのお話を伺うことになる。
予習のため津田さんの句集を入手しようと、東京駅近くの丸善に立ち寄った。
本阿弥書店から出ている『津田清子俳句集』を入手したかったが、
在庫がなかったので花神社の『津田清子句集』を購入。
ついでというわけではないが『銀座もとじの男のきもの』というムックを購入。
なんと着付けDVDつきである。

記念日俳句、八月上旬の十五句をまとめて投稿する。

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July 19, 2005

19日(火)無気力

三連休のあとの出勤ということで、気の抜けた感じの一日だった。
それでも最低限の仕事をこなし、夜8時すぎに会社を出た。

帰宅途中、柳宗悦『手仕事の日本』を読み進める。
戦時中に書かれたものなので、現在すでに失われてしまった仕事も多いだろう。
このような地道な仕事を残してゆくために、われわれに出来ることがあるとすれば、
良いものを見定める目を養うことと、お金を惜しまず払うことだろう。

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July 18, 2005

18日(月)初麻

昨日買った麻の半襦袢と土曜日に洗濯した麻の着物を着た。
あしもとは素足に駒下駄。なかなか涼しくて快適だが、先週富岡八幡宮で購入した単の帯がすぐゆるむ。
おまけにちょっと裂けてしまった。
下駄にも馴れないので、近所をぶらぶらしただけである。
散歩の途中喫茶店に入り、八月前半の記念日俳句にとりかかる。
七月はやっつけで出してしまった句が少なからずあり、後悔している。
今回もあまり時間的余裕がないのだが、少しは気合を入れたい。

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July 17, 2005

17日(日)洋服で出かける

暑いので着物を断念し、普通のカジュアルな洋服で出かける。
まず東京国際フォーラムで開催されている、大江戸骨董市に向かう。
着物や古布を扱っているのは、250といわれる店舗の五分の一くらいだろうか。
能登上布、近江上布など、麻の着物でいくつか気に入ったものがあったが、サイズがあわず。
着物姿の女性を多数、男性も数人見かけた。
他人が着ているのを見ると、自分も着てくればよかったと少し後悔。

結局なにも買わないまま、浅草に移動した。
辻屋で下駄、永澤屋で麻の半襦袢、めうがやで柄足袋二足を購入。
永澤屋の半襦袢は、筒袖で胸にポケットのついたダボシャツ風のユニークなもの。
老舗の旦那衆との会話には、いろんなヒントがかくされていてうれしい。

夕食にはひさしぶりに野菜カレーを作ってみた。
塩加減が難しい。

ようやく面白くなってきた大河ドラマ「義経」を視聴。
中井貴一の頼朝が見事だった。

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July 16, 2005

16日(土)洗濯

ヤフオクで落札した麻の着物を洗濯。
洗面台のシンクに風呂の残り湯を入れ、石鹸を溶かす。
本だたみにして、さらに二つ折りにした着物をゆっくりと漬けてやると、
みるみるうちに湯が茶褐色に染まった。
そうとう年季のはいった古着であるが、前の持ち主はあまり洗わず着ておられたのだろう。
何度も濯いで、風呂桶の蓋にしばらく乗せ、水気をとってから着物用ハンガーにかける。
生乾きの状態で畳み、敷きのし。
再度着物ハンガーに吊るし、一晩かわかすとなんとなくきれいになった気がする。
洗う前と並べて比べてみたい。

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